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センター長挨拶

千葉大学国際教育センター

 千葉大学国際教育センターは、全学的な国際化推進の流れの中で、千葉大学の留学生教育の拠点としての役割を果たすべく設置されました。

 千葉大学には現在、世界56カ国1073名の留学生が在籍しています。彼らの留学形態、留学の動機はさまざまであり、文化的背景、生活習慣も多様です。

 国際教育センターは、留学生が日本という異文化への感受性や異文化対処能力を高めながら、心理的に安定し、所期の目的を達成できるようさまざまな側面からの教育プログラムを展開しています。

 また、日本人学生に対しても、学内での留学生との協同活動の機会を提供するだけでなく、海外の大学にある教育リソースを最大限に利用し、世界の国々への留学を促すための取り組みも行っています。

 留学生教育の意義は、日本人学生、留学生を問わず、双方が相互交流を通してともに複眼的、相対的思考力を高め、国際社会の中での問題解決能力を高めることにあります。大学教育の質の高さを維持し、留学生、日本人学生がともに学ぶ中で、留学生も日本人学生もともに客観的に自己を見つめ、新しい関係の中での生き方を学び、共生への実現に積極的に参与する力が育ちます。

 異なる文化や教育体験を持った留学生の存在は、日本人学生にとっては自分と異なる文化への「気づき」を深化させ、世界への窓を開く契機となります。また、留学生にとっても日本人学生にとっても、言語や行動様式、価値観の違いに直面し、相互に調整しながら諸問題を超えて共通の課題を達成したとき、双方に深い信頼感が生まれます。

 この相互信頼関係を大切にし、千葉大学の知的、人的ネットワークを構築していくことにより、千葉大学が真の意味での学問のCenter of Excellenceとなりうるのだと思います。

 世界は国際情勢の激変や危機に立つ地球環境など、大きな転換期にさしかかっています。国際教育センターは、「留学生教育」の理念と目的を喚起しながら、日本人学生、留学生を問わず、国や文化を超えて通用する専門的能力を身につけた人材の育成を目指し、施策の立案と大学への積極的な提言を行う組織としてもその役割を果したいと思っています。

平成22年4月

国際教育センター長 新倉 涼子